年長さんの女の子達は泥団子作りの名人ぞろいです。

どんなふうに地面を削って土を取り、どのくらい水を混ぜてこねたらいいか、
固めるためにどこの「さら砂」が適しているか、
固まって来たらどのくらい我慢してから表面を磨いたらいいか…など、
よーく知っています。
2学期半ばを過ぎると、年長さんや年中さんが作った丸くて硬いお団子を見て、年少さんも真似をし始めます。
なかなかうまく行かない年少さんに
「こうするんだよ。」「ここの砂を使うといいよ。」
「さら砂かけてあげるね。」
と、先生より上手に教えてくれる年長さん。
まるで「職人の技術の継承」のよう…と、一緒に団子作りをしていた先生は感心しきりです。



お片付けが済んだ園庭の隅のあちこちには、
技術の結晶である大切な宝物がこっそり、ひっそり隠してあります。


